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「執事長危険ですよ早く避難してくださいっ!!」
トーマが叫ぶがノフィンは無視してカマンに言った。
「カマン、シエリは発達障害なんだから多少おかしな行動を取ることもある、だけどそれも堪えてやれないのか?本当にお子様だな」
するとカマンが瞳に涙を溜めだす。
「何?結局私が悪者なわけ?一生懸命仕事してるのにっ!なんでシエリが怒られなきゃいけない事を私が怒られなきゃいけないの!もう帰る!!」
カマンはヒステリックに喚き散らした後帰り出した。
「ナンマンダーナンマンダー…あ、あれ?」
「何を勘違いしていたんだトーマ君…」
実際何も起こっていないが神頼みしまくるトーマにノフィンは軽く言う。
シエリは呆然と放心していたがふと我に返る。
「あぁ私はまた人を怒らせちゃった!」
「大丈夫だそんな時もあるさっ!」
自責しまくるシエリをノフィンが必死に説得する。
「でもでも私…カマン先輩に謝らずにはいられないっ!おじさん行かせて!今すぐ謝りたいっ!」
「駄目だもう日が暮れる!シエリは早く帰りなさい!」
とノフィンとシエリは軽く揉める。
「大丈夫です私がついています」
とそこで現れたのがのぞのぞ。
「のぞのぞ君……わかった…」
また暫く離れた所では
「ナリ坊がなんでそこで責任持ってあげないのよ!」
「私じゃ駄目なんだって!」
ポーナリがこうやって揉めていた。
ーーーそして夜になり出した。
「さて謝りに行く前に腹ごしらえをしましょう、私が奢ります」
「え?でも私は今すぐにでも謝りたい!」
「シエリさん」
そこでのぞのぞは真の姉御肌の瞳をシエリに向けた。
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