始まり

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晃也(こうや)side】 俺はみんなに怖がられている それはひとえに俺が世間一般でいうヤンキー だからだろう だが俺は堅気には手を出さねぇ いくら親が極道だからといって それは御法度だからな 俺は学生だが、俺の部屋に同室者ができるらしい そんなことは久しいので怖がられないように 笑顔の練習をしてみたが上手くできなかった ので少しイライラしている まぁいいだろう部屋を変えたいと言われれば 変えるまでだ。 そんなことを思っていたが 実際に来たやつは俺の事を怖がらず 普通に話しかけてくれた 俺はとても嬉しかった そいつを見てると胸がグッと痛くなるから これが噂の恋とかいうやつかと思った そんなアイツは転校してきたアフロで 最初は驚いたが実際に話すと可愛い もっと仲良くなりたいと思ったが 敵がいた。 同じクラスの鈴峰(すずみね)だ。 あいつは俺と同じで親衛隊があるらしい 爽やか王子とか言われてるらしいが そいつも静華のことが好きみたいだ 「絶対に渡さねぇ」ボソッ 「ん?なんか言ったか晃也!」 「なんでもねぇ」 「静華早く食堂行こ」 「そうだな!颯太(そうた)!」 「!」 こいつ睨んできやがった 静華にバレないようにだ、 漢らしくねぇな 堂々とメンチ切れや とか考えてたら食堂に着いた
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