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中途半端な人間(Part2)
4月13日ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねぇねぇお兄‼︎僕お兄と寮おんなじ部屋だからねっ‼︎」
それは高校から寮に帰っている時だった。
「え?」
いやいや。意味がわからない。
寮は基本同学年で同室なはずだ。
僕はあの環境が怖くてこの高校に入学したのに弟が同室では意味が無いじゃないか。。
「今まで離れてた分の思い出沢山作ろ〜ね‼︎」
「よく同室の許可出たね。他学年だから出ないと思ったよ。」
弟の言葉を無視して続けると
「……ん〜なんかお兄と一緒が良いって言ったらしてくれたよ。。」
と無視されたのが不満なのか少し不貞腐れながら答える弟。
その姿があまりにも人懐っこい犬みたいで不覚にも少し可愛いと思ってしまった。
「ふ〜ん。僕は同室じゃ無くて良かったけどね。」
と本音を言うと
「絶対に同室がいいのっ‼︎お兄何も言わずに高校の寮に行っちゃうんだもん‼︎」
と少し焦り気味に言われて
(まぁ。卒業するまで後一年の辛抱だ。)
なんて考えながら今日も僕は弟と2人で部屋に帰る。
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