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中途半端な人間(Part4)
4月28日ーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ヤバい。。。)
そう思って飛び起きた今日の朝。
僕は初めて高校に遅刻しそうです。
「ちょっ‼︎お兄⁉︎時間ヤバいよ〜(泣)」
「大丈夫だと思うよ。あの高校校則緩いし。
なんとかなるよ。」
もう諦めているし。
僕は朝に弱いんだ。
朝は眠いし怠いし頭が回らないし。。
良いことなんて一つもない。
「なんとかならないから言ってるんだよ‼︎
早くしないとお兄置いてくからね‼︎」
(それなら早く置いてってくれ。。。)
そんな事を考えながら呑気に準備する僕を弟は
ず〜っと待っている。
申し訳なくなって急いで準備しだすと弟は
「なんか今日は僕がお兄みたいだね‼︎」
と言ってきた。
「僕はそんなに馬鹿じゃないよ。」
そう返すと弟はシュンとして玄関に行った。
(揶揄いすぎたか?)
そう思い玄関に行くとニコニコで弟が待っている。
(弟に騙されるなんて朝から最悪だ。)
なんて考えながら今日も僕は弟と2人で登校する。
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