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僕は尻尾を振りながら座って待っていると、ラシルがボールを投げてくれたため、すぐに取りに行って、ラシルの前で中身を開けた。すると、中には大好きなクッキーが入っていて、ゆっくり味わってから、もう一度投げてもらう。それを繰り返し、ラシルに毛繕いをしてもらいながら一緒に寝たり、獣人の体を触られたりと、ラシルもずっと僕を見てくれていた。
「ノア、可愛いね。今夜は、気持ちいい事しようか」
「気持ちいい? 撫でてくれるの?」
僕は元の姿に戻り、ラシルにお腹を見せるが、ラシルは獣人になってほしいと言ったため、そのまま獣人になる。すると、ラシルに服を脱がされるため、着替えでもするのかと思いきや、ラシルも服を脱ぎ始めたのだ。
「ラシル、かっこいい! お揃い?」
「あー……可愛すぎるよ。もう!」
ラシルは僕の上に覆い被さり、僕を抱きしめると、キスをして舌を口の中に入れてきた。
「ん……キュ……」
なんか、前と違う。これ、気持ちいい! 眠くなる。
「可愛い。気持ちいい?」
「うん、気持ちいい。もっとしてぇ」
「チューしてって言って」
「チュウしてぇ」
すると、ラシルは何度もキスをしてくれ、だんだんお腹がムズムズしてくると、ラシルは僕の体を舐めてきて、大きくなった部分を触ってくる。
「キュアッ……んっ、らしる」
「可愛いね、ノア。ノアの体が成長したら、ツガイになった時みたいに、俺のコレも挿れてあげる。気持ちいいよ」
あの痛いやつ? でも、気持ち良かった。今は駄目なのかな?
「今は?」
「ッぐ……駄目。慣らしてあげるけど、もう少し大きくならないと、ノアが痛いと思うよ」
痛いのやだ。でも成長も……やだ。
「僕、大きくなったら、みんなに置いて行かれるの」
「そんな事ないよ。みんな、ノアの成長を楽しみにしてる。でも、ノアが成長したくないなら、そのままでもいいし、俺はもうツガイのノアから離れないよ」
ツガイ! そうだ、ツガイだからラシルはずっと一緒だ! ギメルも、ラシルと同じなの! ずっと一緒。あと、マミーも僕を拾ってくれたからマミーも大丈夫! アス兄さんもラシルについてきてくれる。ノク兄さんとロイドは僕の獲物だから、やっぱりみんな一緒だ!
「キュア! ラシルすきぃ。僕、頑張って大きくなる! みんな一緒。遊んでくれる? 褒めてくれる?」
「うん、きっとみんな喜ぶよ! 俺も楽しみにしてる。あー……可愛い。ノア、イチャイチャして寝ようね」
イチャイチャ? 気持ちいいのイチャイチャ?
「んっ……キュッ」
その後は、イチャイチャというものをしたが、気持ち良くて幸せで、いつの間にか元の姿に戻ってしまい、ラシルにたくさん甘えてから寝た。それから次の日、僕が起きるとマミーが来ていて、ラシルの手を満足するまで噛んでから、マミーの元へ行って、周りをグルグルと走り回る。
「キュン!(マミー!)」
「パピー、おはよう。ボクのパピーは今日も可愛い」
「キュァア!」
マミー、僕おっきくなるんだよ! それでね、今日はおっきくなって、ギメルとアス兄さんのところに行くの!
「キュン、キュンキュン! キュンキュン!(マミー、僕おっきくなる! 見てて見てて!)」
「ッ!? ノア! ちょっ、待っ───」
僕は獣人になってすぐに、タオルに包まれてしまい、ラシルが必死で僕を隠そうとした。
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