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「ごめんね、ノア」
「痛かった。大きくならないと駄目?」
「そうだね。あとは、少し我慢してもらって……でも、それは発情期じゃないとやりたくないな。俺はノアが大切だから」
「僕、もっと頑張る」
ラシル、喜んでない。僕が大きくならないと駄目なんだ。
それから、僕は毎日獣人の姿でラシルを誘い、世界樹の実もたくさん食べ、月日が流れる。
「ノア……なんか、日に日に大きくなってるね」
「アス兄さん! 僕大きくなった?」
「うん、大きくなったよ。ギメルが見たら驚くんじゃない? ずっとノアに会えてないだろうし」
ギメルはルシャとともに、僕が魔界に行けるように頑張ってくれているらしく、ずっと会えていない。そしてそれはみんな同じで、忙しそうにしているため、僕は一人で遊んだり、精霊や魔物と遊ぶ事が多かった。
「アス兄さん、これでラシルのはいる?」
「ん? あぁ……なるほど。それで急激に成長したのか。少しだけ痛いのを我慢すれば、あとは大丈夫だと思うよ。というか、精霊王ももう分かってると思うけど」
少しだけ我慢? そしたら、気持ちいいの? ラシルも喜んでくれる?
「ラシル、僕が痛がるとすぐにやめちゃう」
「発情期でもないし、大切にしたいんだろうね。でも、そうなった時に、ノアが足で精霊王の腰を固定しちゃえばいいんだよ」
足で固定? どうやって?
僕が首を傾げながら、足を後ろに頑張って伸ばそうとしていると、アス兄さんは僕を持ち上げてくる。
「こうして、前向きなら足で固定できるでしょ? やってごらん。あとは、ノアがおねだりすればいいんだよ」
おねだり! そうだ、僕がおねだりしたらいいんだ!
「アス兄さん、僕頑張る!」
「ノアは頑張らなくていいよ。いっぱい可愛がってもらいな」
そうしてその日の夜、僕はラシルを巣に誘い、ラシルの膝の上に座って首を噛む。
「ノア? 今日は積極的だね。どうしたの?」
「ラシル好き! 僕もしたい」
「え……まさか、俺が突っ込まれ───ッ!?」
僕は、アス兄さんに言われた通り、ラシルの膝の上で痛みを我慢しながら、大きくなったモノを自分に挿入していき、ラシルを逃がさないように首を噛みながら、足でラシルを固定する。
「キュ……キュ」
痛いよ。痛いけど……ラシル喜んでくれてる。頑張る! 僕が頑張って、一気に───
「キュアッ」
あれ? 気持ちいい。これ、気持ちいい!
「ノア……どこで覚えてきたの? 本当に……もう手加減なんてしないからね」
そう言ったラシルに押し倒されると、ラシルの勃ち上がったモノで何度も奥を突かれ、ラシルは腰を激しく打ちつけながら、僕の名前を呼ぶ。しかし、僕は気持ち良すぎて、ラシルが好きだという事しか考えられず、いつの間にか眠ってしまっていた。
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