121人が本棚に入れています
本棚に追加
「あれ、嘘だからね。
そんなこと思ってるのは小町だけ。
本気で、小町のこと好きで、振り向いて欲しかったから」
あっ、先生真剣に言ってる...............っ。
でも、まだ疑問があるよ、要先生。
「じゃあ、彼氏って.........?」
なんて言われるのか、ドキドキするっ。
「2回もキスしたし、
俺は小町が本気で好きだから、付き合ってる...
...って思ってたのに、小町勝手にいなくなるし」
............え、えっと.........っ?
「あの、もしかして、
勝手なのは、私的な感じですか.........?」
「ん。まぁ、そーいうこと」
やっと分かったか、小町。
みたいな顔をして私を見つめる要先生。
「先生、好きです。
だから、ちゃんと付き合ってくださいっ‼︎」
遠回りしたけど、
やっぱり先生が好きだから.........
「ん。当たり前だし。
これからも、宜しくな小町」
要先生はそう言うと、
私のくちびるに温もりを落とした。
2人の新たな始まりになる、挨拶のキスを。
fin.
最初のコメントを投稿しよう!