挨拶はキスから始まって。

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「あれ、嘘だからね。 そんなこと思ってるのは小町だけ。 本気で、小町のこと好きで、振り向いて欲しかったから」 あっ、先生真剣に言ってる...............っ。 でも、まだ疑問があるよ、要先生。 「じゃあ、彼氏って.........?」 なんて言われるのか、ドキドキするっ。 「2回もキスしたし、 俺は小町が本気で好きだから、付き合ってる... ...って思ってたのに、小町勝手にいなくなるし」 ............え、えっと.........っ? 「あの、もしかして、 勝手なのは、私的な感じですか.........?」 「ん。まぁ、そーいうこと」 やっと分かったか、小町。 みたいな顔をして私を見つめる要先生。 「先生、好きです。 だから、ちゃんと付き合ってくださいっ‼︎」 遠回りしたけど、 やっぱり先生が好きだから......... 「ん。当たり前だし。 これからも、宜しくな小町」 要先生はそう言うと、 私のくちびるに温もりを落とした。 2人の新たな始まりになる、挨拶のキスを。 fin.
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