~ prologue ~

1/2
前へ
/184ページ
次へ

~ prologue ~

 その日は最悪だった。テンション上がりすぎて舞台から落下。腰を痛めた上に、足を骨折した。組まれていたコンサートスケジュールは一部延期になって、人生で一番凹んだ。今思い返しても、あれ以上自己嫌悪に陥ったことはなかったし、あれだけ泣いたこともなかったように思う。  だけど、あの日俺は運命の男と出会った──。
/184ページ

最初のコメントを投稿しよう!

267人が本棚に入れています
本棚に追加