ジュニョクの挑戦の巻2

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ジュニョクの挑戦の巻2

おはよう ズタ 今日はさ俺の友達を紹介する さてその 大袈裟な衣はダメだな 俺ので悪いがこれに着替えて 嬉しそうに何度も眺めては ニヤニヤしながら着替えた 王宮の門は簡単に出れた サネギが与えてくれた この黄金木札は圧倒的威力だわ ズタは勝手に走り回るから 相変わらず俺は叫びまくりだ ハンジュンの屋敷に着いた 出迎えには パッハルモニだ 一番落ち着く相手だな こないだの囲碁勝負は負けたけど 次は絶対に勝ってやる ハンジュンはまだ帰宅してないが きっと離れにヒウォンが居るからと 後からおやつに小豆粥を 持って行くからよろしく伝えて パッハルモニにはやはり 嘘も言い逃れも出来ないんだな そわそわキョロキョロしている ズタを引っ張り離れに向かう 離れの門の奥に綺麗な樹がある ズタが走り出すから ズタヤーって怒鳴ってしまった 名前はヤバい!しかし 大声出した後だから焦っていたら ヒウォンとドハが現れた ジュニョク!と叫ばれた 抱きつかれて泣かれた 黙って消えんなよ ヒウォンが突然跳ねた あの人!誰 凄い薫りなんだけど? カズタ君って言うの? さっき名前叫んでたよね 激しく同意した そだ カズタって言うんだ 俺を除いて三人は意気投合してた 何やら楽しそうにしてた ヒウォンが突然ニヤニヤ笑いながら 僕に話しかけて来た  王宮はどうさ? あの人は 世子だよね んでついこないだ迄 衣泥棒してたんだな 何にも言えなくなった こいつはどうして頭が働くのか 一応手短に事情を話した 余りに悔しくて 最終兵器を投げつけた あ ヒウォン ハルモニがおやつに小豆粥 持って来るってさ  えー!ここに? ばれてたの? ドハと二人であたふたしてる そんなタイミングで 小豆粥がやって来た 実に美味しい カズタも嬉々と食べた 探偵組二名はハルモニから 説教を食らって謝り続けた ハルモニが大笑いしながら 認めてくれたみたいだ 既にこの4人には 周知の事実だが あえてカズタと呼ぶ事にした カズタの社会勉強には この可愛い探偵組は理想的だ 町の民がホントに困ってる事や 悩んでる事を彼が彼の理解で 受け止める 一番の学習になる この二人は事実を知っても 特別扱いも無いから 俺はヒウォンの無理強いから 逃げながら見守って行こう 毎日朝から夕方迄ここに通い 学習する事にした パッハルモニには 4人分の食事もお願いした 何だかハルモニも楽しそうだ ジュニョク、あんたはやっぱり 優しくて強いよゐこだね 皆を助けてあげてね あの高貴な彼は任せなさい 純粋過ぎて輝いてるから 道を間違えると危ないからね この人にはいつも助けてもらう 俺がヒウォンに逆らえないのは ずっと昔彼が産まれて直ぐな頃 小さかった俺は あんまり可愛い赤ん坊に ずっと話しかけてた あの頃俺は父と兄の言い争いに 幼いながらも疲れていた どうにもならない悔しい気持ちを 赤ん坊相手に呟いた そしたらハッキリした声で聞こえた 大丈夫だよ、僕が居るよ 守ってあげる その、見返りは僕を永久に愛してね それがお願いだからね 赤ん坊が話す訳無いと戸惑っていたら パッハルモニがやって来て 自分で否定したりは ダメだよと 見え無い力もあるんだから 赤ん坊が話す事もある 小さな俺は泣けてきた 強い見方をみつけたからね だから俺はヒウォンを愛して 助ける事を決めた
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