町は不思議に溢れてるの巻

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町は不思議に溢れてるの巻

d53ed26d-8cc4-44d7-bc41-2719d6a337fc 僕とドハ そして兄さん組 なんとなくこの秘密基地を堪能した 僕はドハが仕入れて来る 町のウワサや問題を解決しなきゃと 勝手に探偵班になって喜んでた 兄さん組は何やら企んでいた まあ世の中には 抗えないしがらみがある 僕とドハん家は所謂同盟族だ 利害が一致するんだ しかしソンユン兄さんは 敵対する一族だから 成均館では顔も合わさず 知らんぷりらしい なんで仲良くなったんだ それこそ不思議でしかない いつか聞いてみなきゃだな だからこその秘密基地なんだな しかし野望は大きい この国から派閥を失くしたいらしい 僕とドハは二人きりの探偵班は 名前を付けたんだな 華街探求(かがいたんきゅう) 良い薫りがしそうだ とにかく僕はパッハルモニが怖いから なるべく家に居るんだな ドハはヒョン兄さん譲りの 愛嬌と可愛い笑顔で町中の 不満や噂や問題を拾って来る 僕はそれを考えて答えを導く頭脳班 誰にも依頼はされてないよ ある日ドハがニヤニヤしながら来た 凄いウワサがあるんだ! 町のさ洗濯物が消えるらしい しかもさ 結構丈の長い男物 まあ、それだけなら単なる窃盗 問題はさ次の日に必ず その家には高価な贈り物が来る もはや町の人はわざと 丈の長い男物を夜に干してる 一体なんなんだ? 考えてくれよ笑うしかないだろ 身長の高い男性が衣が必要 見返りに高価な贈り物 それを買えるならば 最初から買えば済む話だから ならば、 奪ってる人と、贈り物してる人は 違っているんだな 何でなんだ? 面白すぎる さあ!動きだすよ ドハの案内で事件現場に? まあどのお家も 笑って言ってるのは 価値も無い作業着だと もらったのは絹だから驚いた だけどそんな高価は 使い道無いから 売りに行くけど 価値が解らないから きっと買い叩かれているが 半年は食うには 困らないから感謝してる ワクワクが止まらない さて解決の糸口探さなきゃ ニヤニヤしていたら 優しいドハが呟いた 世の中にはこんな驚きが 輝く瞬間は大事かもだよ 犯人見つけて誰が嬉しいんだろ? 僕達が納得するだけじゃ? ヒウォンちょっと考えてみて 僕が拾って来たけどさ 確かにこれが自然に収まるなら 誰も困ってないなら 犯人?探しは無駄な気がする だけど僕の頭の中では 様々な仮説が交錯していた 暫くはドハに従おう そんなある日 ジュニョクが異例の大抜擢を どうしてなんだ?
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