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安息の時
「また、会えたね」
君に早く会って、心の底から言いたいーー。
羽のある子に恋をすると、制御が効かなくなってしまう。
その羽を折ってしまいたくなるのはなぜ?
それはできないことだけども、欲求はいつの日も変わらない。
恋のままだと確かな愛とは違い、とても不確かすぎて胸奥を抉る。
会わなければ良かったーー。
そんなこと度々思うけれども、会えたから得た胸疼く熱情。
それは、自分の中にある確かなもの、心から羽ばたくことの大切さを日々教えてくれる。
どうかそばにいて。
どこにも飛び立つことなくここにと、願う事はいつも一緒だけども。
それでも自由に空を舞い、疲れた時安息を求めてここへ舞い降りる姿が、なんとも言えないほど切たるもので。
羽のある子は難解だけど、手に取る瞬間が堪らなく愛おしい。
誰にも捕縛されず、ほんの僅かでもここへ舞い戻る瞬間、いつ何時も誰よりも心待ちにしている。
そう。
早く会って、君に心の底から言いたい。
「また、会えたね」
※poemぽくなってしまいました。
テーマを読んだ時、私の書くキャラクターの想いが浮かび、堪らず投稿しました。
何か感じるものがあれば、幸いです。
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