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プロローグシナリオ:ソロモン七十ニ中学テストプレイ
「凍狼牙ッ!」
君がパーティーから先駆けて素早く自慢の必殺スキルを放つと、敵であるフォルネウスを遂に重傷に至るまで体力を削った。
【本音を言えばもっと削れると思っていたが、乱数に阻まれたみたいだな】
「……苦戦するとは思っていたが、“隼足のオリアル”が居るとここまで違うとは思ってなかったな……」
カーマインはテストプレイの為、本来のLv150より大分低いLv70で挑む事に些かの懸念も無いわけでは無かった。彼はワールドでも屈指の強豪ギルド“MeF新選組”でもトップクラスの実力を有していると思っていたが、「上には上がいるッス。オリアルを前にカーマインがその自信を持てるかは疑わしいッスね」と冗談混じりに言ったタイガーリリーの言葉通りになってしまった。
「カーマインさん、オリアルさんの実力を噛み締めている暇はありませんよっ! フォルネウスは虫の息です! 次の一撃で決めて下さいっ!!」
君は自身が所属するギルド“ティアリンズサーガ”の同行を条件にカーマインの提案を受け入れた。元ギルドマスターであるティアリンは君が敢えて手加減して作った隙を見逃さなかった。
「助けて貰った上に、オイシイ所はしっかり残してくれる……オリアルはどこまで行っても敵わねぇな」
そうボヤきつつもカーマインが双狼牙を放つもミリで体力を残したフォルネウスは反撃の隙を狙っていたようだ。
「ッ! 来るぞッ!!」
「大海嘯」
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