眩しすぎるキミ。

4/16
前へ
/16ページ
次へ
「今時は、こんなイジメなんだ?」 後ろは振り返らずに3人に真っ直ぐ言う姿は、 私には出来ない行動で強く見えた。 「えっ、う、うそ?」 「幻じゃないよね?」 「朝子じゃないよね?」 驚いた様子の3人の顔は、 凄く、印象的だった記憶がある。 私の髪の毛を引っ張る3人からは想像も出来ないような、見たことない表情だった。 「僕、こーいうの嫌いだから。 今度こんなバカな真似したら許さないから」 そんな言葉で、 3人が私に対する行動を辞めるわけないっ。 そう思っていたのに.................. 「う、ごめん」 「ご、ごめんなさい」 「もうしません」 その人の言葉は効果的面だったらしくって。 そのまま、3人は逃げていった............ 私が言ってもダメだったかもしれないのに。 たった一言で撃退してしまうなんて凄い。 そんな事を、 思った高校1年生の春だった............
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加