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眩しすぎるキミ。
──────ある日の放課後。
私、守田稀帆(もりたきほ)は。
放課後を、唯一の友達である、
鈴原里奈(すずはらりな)ちゃんと、一緒に過ごしている。
そんな中、1年前の話しを話そうと決意した。
ずっと、誰にも話して来なかった話し。
1人ぼっちだった私を助けてくれた、
眩しすぎるキミの存在を今でも忘れてない。
ただ、〝お礼〟を言いたくて。
ずっと、キミを探して1年経った。
制服で、
同じ学校ってことは、すぐに分かったけど。
それ以外で分かってるのは、
〝あさこ〟という名前だけ。
〝あさこ〟という、女の子っぽい名前だけど。
その人が履いていたのはズボンだった。
だから、眩しすぎるキミは、
男の子か、女の子すらも分からない。
ほんの少しの情報だけで、
キミを見つけようなんて、無理があるかもしれないけど。
でも、もう一度会いたい..................
「あのね、実は..................」
そっと、里奈ちゃんの耳元で話し始めた。
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