1章

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はじめまして 僕は結城遥(ゆいしろはるか)といいます 今日は白薔薇学園に入学して2日目です でも僕は入学式にでてないし、今日だって学園を休んだ。 別にズル休みしようと思ったんじゃない 行きたくても、行けないんだ アイツらがいるんわけないって分かってるのに、いるんじゃないかと思っちゃうし、学園をみるとあの時の記憶が鮮明によみがえってしまって無理だった じゃあ、僕の過去についておしえます 僕のお家は結構なお金持ちなおうちでお母さんとお父さんが協力しています 代々から続く方針で中学までは普通の学校に通うことになってました そこで僕は僕がお金持ちの子ということは言ってなかったのに、どっかから聞きつけた輩が色んな人に広めて言ってしまったんでしょう あまり気にしない人が多かったけど、数人が僕のことを鬱陶しく思ったらしい うちの学校で知らない人は居ないほどの問題児達に目をつけられてしまった その問題児は5人いて、この5人もそこそにお金持ちの子だったらしい 「俺んちの金でお前の家なんて、余裕で潰せるんだからな。反抗するなよ」 そう言われた日から僕は彼らのストレス発散用具になった 何か買ってこいと、パシリに使われることはもちろん、普通に殴られることだってあるし、蹴られるし、ナイフで切られることだってある。 でも彼らは大人が大嫌いで僕にしてる事がバレたくないらしく、それはそれは上手く隠していた。 僕は優等生キャラだったから授業中抜け出すと絶対探られると思ったのだろう。 お昼休みや、放課後、休日を狙ってくることが多い。 そして彼らは僕の親と自分の親が揉めるのが面倒だからと、半袖短パンを着ても、ギリギリ見えないところに傷をつくる だんだん蹴ったり、殴ったりするだけじゃ足りなくなったのか、僕を性奴隷として扱うようになった
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