3章

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「ここは〜第1理科室だよ〜、第8まであるから間違えちゃダメだよ〜」 「はい」 第1がS組、第2がA組、第3がB組、第4がC組、第5がD組、第6がE組、第7がF組、第8がG組になっている。 ちなみに校舎はS、A、B、C組が第一校舎でD、E、F、Gクラスが第二校舎、移動教室が第3校舎、職員室、部室、委員会室が第4校舎、生徒会室、理事長室、風紀委員室が第5校舎になっていて、他にも食堂や物置部屋があり体育館プールもある。 校庭にはサッカーコート、テニスコート、野球ができるスタジアムまであってとことん広かった。 「ちょうどA組が授業してるから〜後ろのドアから覗こ〜」 少々強引にだったけど理科室を覗いてみる。 ここの理科室少し特殊だと思うんだよね… だって 前の方には普通の教室のような机と椅子が1人1台置かれててその後ろに理科室の代表的な四角形の机がある。 まず教室自体がばか広い。 多分3年生かな…内容が1年2年じゃないと思うんだよね。 夏休みの間は伴奏ばかりだったけど一応勉強もしてた。予習だけだけど 「じゃあ次ね〜ーーーーーーーーーーー ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 「ここまでが移動教室ね〜、今から第1校舎の教室行こっか〜」 「…はい」 「怖い?」 「……少し…」 「そりゃそうだよ〜、無理に行かなくてもいいんだよ〜?」 そんなこと言ったて、いつかは怖くなくならないといけないから無理してでも行かなきゃいけない気がする。 「行きます」 「無理そうだったら言うんだよ〜?」 足が重く感じる。 教室に近づくにつれ歩くスピードが落ちていくのが分かるが、自分で早く歩こうと思っても自分の素直なところがどんどんスピードを落とそうとする。 そんな僕に合わせてくれる三津先生はきっと僕が無理してると思っているんだろう。 別に間違っては無い、自分のための無理ぐらいしてもいいだろう 「やめ「行きます」…。」 きを使ってくれているのは分かってる。 でも向き合わないといけないんだ 自分のトラウマと
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