1章

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最初は苦痛しかなかったし、何回も裂けてしまって血が出たこともあったが、少しづつ慣れていくと耐えられないほどではなくなった。 僕が慣れてきたとわかったのか毎日5人を相手に何回もヤらされるようになった。 僕のおうちの方が立場がうえだから彼らの家になにかされるかもしれないという怖さは無い 怖いのは彼ら達 家族に相談しようとしたことはあった でも僕の家族は優しすぎる 仕事で忙しい合間をぬって会いに来てくれる両親、いつでもなにかあったら気にかけてくれる涼兄と琉兄 僕があんなことされてるっていったら、きっと仕事より僕を優先してしまう 今までたくさん迷惑かけてきたのにこれ以上迷惑はかけられないし、情けなかった アイツらに抵抗するような力もない僕が それになりより、僕はお母さんとお父さんの会社が誇りだった 僕の両親はこんなにも凄いことを成し遂げている だから何も言わずに口を閉じる 3年間耐えて、やっと離れられた 中学を卒業してアイツらとはもうきっと合わない でもあいつらにされたことが縫い付けられたかのように頭から離れていかない 体の傷は上手く隠し通せた きっと傷の痕は消えない それでもいい 高校は寮だしバレない ばれちゃったらどうなるかな…
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