1章

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学園の寮には入学の前日に入った 1年生の人数が奇数で僕だけ一人部屋になった 都合がいい 寮は生活スペース そんな所まで家族以外の人と一緒になんて居たくない 入学式の日の朝 目が覚める とりあえず支度だけして、少し時間をずらして他の人とできるだけ会わないようにする そうやって寮から校舎のところまでは来れた でもそこからは行けなかった どこを見てもアイツらにされたことがおもいださせられる物ばかり 僕は逃げるかのように部屋に戻って、制服を雑に脱いで布団にくるまる ここが僕の落ち着くところ 1番の避難場所
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