2章

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2章

入学して、学校に1度も行かずに一学期が今日終わった 期末テストは先生の監視のもと、部屋で受けさせてもらい無事主席を守ることができた。 そしていつも通り先生がプリントを届けにきて雑談をしていた時だ 「なあ、ピアノ弾けたりしねーか?」 「弾けますよ」 「だよな、無理だよな………あ?弾けるつったか?」 「?はい」 僕は小さな頃からピアノが好きで趣味程度には弾ける でもなんでそんな質問をされるんだろう 「10月に音楽祭があるんだよ。それでな課題曲とクラスごとで好きな曲を歌う。まあ、そうなると指揮者と伴奏者が必要になるだろ?伴奏者はやっぱ経験者がいいと思ってな、聞いたんだが、一人もいなかった」 「へー、そうなんですか」 ニコッ 「伴奏やってみたいとかねーか?」 ? ?? ????? は?僕に伴奏者をお願いしたいって? 不登校の僕に? 「嫌ですし、無理です」 「そこをなんとか」 先生は椅子からおり、綺麗に土下座をし始めた。 いや困るんだけど 「先生土下座しないでください。したところでやりませんから」 「結城、出席日数たりてない。首席だがらって1回も学校に行かないっつーのは無理なんだわ。」 「…」 「出席日数どうにかしてやるから、やってくれ」 「………」 「…………………」 「はぁーー、分かりました。」 「マッジで助かったー」 ん? 出席日数どうにかしてやるとか言われたけど、結局練習とかで学校行くよね 「僕学校には行きませんよ」 「は?なんでだよ」 「行きたくないんです」
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