2章

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「てかさ、お前なんで学校来ないの」 「行きたくないからですけど何か?」 「いや絶対それだけじゃないだろ」 「言いたくないですので諦めた方がいいですよ」 「ハァーーーーーー」 桜雅先生のため息からの沈黙 僕から喋ることもなければ、先生も喋ることがないらしくただただコーヒーを飲んでるだけの状況 別に帰ってもいいのに 「とりあえず楽譜2曲分渡しとくから音楽室とかで練習してくれねーか?」 「………………」 「夏休みの間は生徒会以外ほとんど寮にいたり実家に帰ってたりする生徒が多いから大丈夫だと思うぞ。」 「……分かりました」 「来てくれるのか!?ほんと助かったわ、ありがとな」 「はい」 その後先生から音楽室の鍵を貰い、夏休みの間ならいつ来てもいいと言われた。 それと今日はじめて知ったことなんだけど、寮にピアノとかヴァイオリンとか琴とか楽器をいつでも使える施設があるらしい 二学期が始まったらそっちで練習するために地図を貰うがなんという分かりにくさ さっきから地図とにらめっこをずっとしててもどこがなにで、なにがどこだか分からない 迷子決定
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