2章

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もう地図とにらめっこするぐらいだったら楽譜とにらめっこしたい 「いや無理でしょ」 どう見ても僕のようなプロでもない趣味程度のやつが弾けるレベルのものでは無い 少しでも練習時間を取らないとヤバいやつ ということで明日から早速音楽室に行こうと思います とりあえず現実逃避 グンナーイ ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー 目が覚めスマホを見る 「9時、半」 ノロノロと起き上がってとりあえず着るものをあさる 制服がいいだろうか、私服がいいのだろうか 制服じゃあ堅苦しいし、私服の方が気が楽 白いTシャツにグレーの短パン、グレーのパーカーを頭から被って鏡の前にたつ 「…前髪」 今の僕の髪は悲惨なことになっていた。 髪は伸びきっていて、髪をくしでといたことが無いからかボサボサ 前髪は目の下3cmほどまで伸びている 特に髪を気にする様は生活をしてこなかったせいだ。 たぶん机の上にハダカでハサミが乗ってたはず。勢いのまま前髪をざっくりいく ちょうど目の少し上あたり、結構パッツン 少し後ろの髪もくしでとく 「長いかな…」 後ろの髪は肩少し下あたりまで伸びていた 「気にしない…気にしない」 楽譜とスマホと小さな財布と鍵を持って部屋を出る ちょっと、いや結構怖いけど生徒はいないって言ってたしだいじょぶ ガチャ 「おわっ!ビックリした〜」 人いた 誰か助けてくれ ヒトコワイ
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