プロローグ

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* 前日、事件が起きた当日。 「学校には行かせません!」 いつもの様に制服に着替え、部屋から出て来た私にママは私に凄い剣幕で怒鳴った。 言い訳なら幾らでも思い付いたし、本当は私も 不安で一杯だったけれど私はママの手を振り切って家を飛び出した。 チカちゃんと会わない様にと、一本遅い電車に 乗ったは良いけどその日は何故かチカちゃんも 私と同じ時刻にホームで待機していた。 当然、場当たり的に凄い剣幕で近寄るチカ ちゃんに私は抗えず、気付いた時には身体が 重力を失っていた。迫る電車を前にして…。
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