「コードネーム(k)ミハエル・フェルトマン」

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ジャックがそうして有頂天になっていた頃…ダラスを縄張りとするカルロス・マルセロはリンドンジョンソンの力を使い‥事業を展開していた。 カルロスがこれまでしてきた事業は‥バーでの麻薬取引‥ピンボール機とジュークボックスを貸し出す会社にカジノ産業だった。カルロスは‥政治家や警察など主要な人物に金をばらまく事で‥違法な事業を合法に変え‥好き放題にビジネスを展開していた。 また‥警察をその手中に収め‥自由自在に操れるカルロスにとってダラスは無法と言っても良い地帯であった。 カルロスの能力で優れていたのは‥肉体や精神力はもちろんの事‥組織を操り、検事、判事、政治家を支配する能力。つまり人を操る能力にたけていたのだ。 また160cmという小柄な肉体でデカイ黒人を押さえつけるほどの腕力と‥その凶暴な性格が彼を暗黒街のボスと言わしめた理由である。 カルロス「ケビン」 ケビン「ボスお呼びでしょうか?」 カルロス「あぁ‥」そう言うと‥カルロスはケビンに耳打ちをした。 ケビン「了解しました。ボス。このケビン・コスナー命に変えてもその役目‥やり遂げてご覧にいれます」 カルロス「頼んだぞ」カルロスはそう言うと…タバコに火を付けてフゥーっと息を吐いた。
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