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いつものようにバイトの帰りにアストロメリアに寄った。
あれ?暗い?休み?
諦めきれずドアに手をやるとドアは開いた。
突然パーン!パーン!
と大きなクラッカー音が響く。
ぱあっと電気が点いて
「ハッピーバースデー!」
優斗さんの声がする。
あっ…今日誕生日だったと思い出す。
「こっち来て座って。ケーキあるから」
見るといつもの窓際の席にイチゴのホールケーキが置いてあった。
「聡子ちゃん、お誕生日おめでとう」
微笑む優斗さんに思わず「えっ」と驚いてしまった。
こんな私の誕生日覚えてくれてた…
突然のサプライズに
「ありが…とう…ございます…」
言いながら涙が止まらなくなった。
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