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ぼんやりしながら目を覚ますと、隣に優斗さんが寝ていた。
私は自分が裸でいることに気づき真っ赤になって、昨日の夜を思い出す。
彼に告白されて初めて男の人と結ばれた…
優しくて守られるように抱かれた。
終わったあと、嬉しくて泣いてしまった私を優斗さんは抱きしめながら眠りについた。
なんだか自分が自分じゃないみたい。
恋するってこんな気持ち?
ぽわと顔が赤くなる。
「おはよ」
優斗さんが眠そうな顔でこちらを見ている。
流石にモデル並みのイケメン。
寝起きの顔も寝癖のついた髪もその辺にはいないであろうくらい素敵だ。
その素敵な顔でぎゅーっと抱きしめてくる。
うわぁーと心の中で呟く。
顔は火のように真っ赤で、心臓が飛び出そうだ。
「もう少ししたら、朝ご飯作るよ。今日はバイト何時から?」
「………」
ドキドキが止まらなくて言葉が出ない…
やっと出た言葉が
「5時…」
優斗さんはくすくす笑いながら
「りよーかい」と言う。
「5時なら時間あるね。もう一回する?」
私は無言で頭を左右にぶんぶん振る。
幸せな気持ちと恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ。
「なら、シャワーでもするか。一緒に来る?」
またまた、すごいことを言う優斗さん。
私はさらに激しく頭を左右にぶんぶん振った。
ベッドから出た優斗さんの裸をチラ見したら、普段からは想像もできないくらいの均整のとれた筋肉。高身長と長い手足。
もう人間レベル超えてる…
そう思うと心臓の鼓動はバクバクが止まらなかった。
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