2人が本棚に入れています
本棚に追加
第2話 私のパートナー
年が明けた1月6日
「キュアライト」
猫妖精の虎猫キナコの回復魔法で熱下げる
リディ、白いダウンジャケット着てる。
「大丈夫?風邪?」
「うん、ありがとう。真冬に野宿は辛い」
ため息付くリディ
「モー」
雌牛のメグの乳絞りして、焚き火に小さな鍋
ホットミルクを少し冷まして飲むリディとキナコ
「ミルク販売しようかな?」
「それがいいね。明日は入学式、何日も風呂入ってないよ?」
「寮のお風呂入れるかな?」
薄いピンクの壁の寮を見上げていると右側から1人の女生徒が現れた。
「あなた新入生?寮生じゃなくても寮の設備使えるわよ?」
黒髪ロングヘアー、赤い裏毛入りスエット上下、赤いスニーカー
「私は寮長のターニャ、1月から3年A組なの、よろしくね。案内するわ」
「ありがとうございます。私はリディ、こっちはキナコ」
リディの右肩に乗ってるキナコ
寮には広い大浴場があり、露天風呂まである
「バスタオル、タオルはレンタルか持参。やっぱり、ミルク販売しないと。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは使い放題または持参」
浴槽に浸かり気合い入れるリディ
「明日は入学式、頑張る!
怖い先輩……居たけど大丈夫だよね?」
薄い紫色の詰め襟の学ラン、下には白いブラウスと薄いカーディガン、薄い紫色のミニスカート、膝下まである紺色のタイツ、黒いスニーカー、学園指定の黒いリュック
茶髪ショートボブのリディは寮から隣の学園へ
武術専門のグリシーヌ女学院
15歳から18歳が通う高校
生徒の8割が獣人である。
「えっと、1年C組はと……」
階段を登り廊下を右へ進むD組の前まで来ると
何やら怒鳴り声が聞こえる、C国からのようだ。
恐る恐る教室を覗くと机と椅子は廊下側の窓に集められ、机の上に避難してるクラスメイト、教室の真ん中では巨大なホワイトタイガー3メートルと巨大な赤茶いクマ3メートルが立ち上がり殴り合い引っ掻き合い、噛み付き唸っている。
「これが女子校……何があったの?」
リディは近くの青いポニーテールのエルフ耳のクラスメイトに聞いてみた。
「あの2人、寮生なんだけど仲が悪くて寮でもケンカばかりよ。ホワイトタイガーはキャロル、クマはダニエル」
「そして私はサジータ、あなたは?」
「私はリディ、リスの獣人」
「スリープ」
教室に金髪サラサラショートヘアのイケメン美形の人が入って来た。
「今年の新入生は元気だな」
眠りの魔法で寝てるキャロルはホワイトタイガーから金髪ロングヘアーの少女に戻る
ダニエルはクマから黒髪で褐色肌の少女に戻る
「先生が来る前に2人起こして服着せて、他の皆は机と椅子を元に戻して着席」
「おっと自己紹介遅れたな、私は2年A組の
フランシスカ よろしく!」
そう言って立ち去るフランシスカ
「制服がスラックス、イケメン!?」
見とれるリディ、クラスメイト数人も見とれてた。
『1年生は体育館に集合してください』
校内放送が入った、新入生歓迎の始業式
最初のコメントを投稿しよう!