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ひとクラス20人でA組からF組まである
体育館、生徒会長から挨拶
(生徒会長って耳垂れウサギの獣人、人の姿は
どんな人?)
リディは舞台に上がった会長を探す
「見えない?もう舞台に上がった?」
『新入生諸君、ご入学おめでとうございます。私が生徒会長のセシリアだ。よろしく!』
舞台にある教壇にはマイクだけ誰もいないのに会長の声が聞こえる。
「会長、教壇のマイク使ってください」
舞台袖から風紀委員のレベッカが叫ぶ
教壇によじ登り立つとマイク使って
『私が生徒会長のセシリアだ!』
身長138センチと小柄で灰色ツインテールにしたセシリア
(ちっさい!!)
新入生一同の心の声
放課後
自宅組、寮生それぞれ帰る
「はあ、今日も雑草の牛乳スープか。寝床なんとかしないと」
ため息付きながら歩くリディ、そこへ勢いよく走って来た虎猫キナコ
「リディ、お帰りなさい」
「ただいま」
「裏山探索して果物とか探そう?」
「キナコ、手伝って?」
「もちろん、光魔法で照らすから」
1月は日が沈むのが早い、雌牛メグを残して裏山へ入るリディとキナコ
「ダメだ、冬は何もない。ん?雨?」
「シールド」
キナコは魔法で六角形の黄色いシールドを傘代わりにした。
「ありがとう。キナコ」
「いえいえ。ん?あっちに灯りが?」
「えっ?行ってみよう!」
大きな崖の下に大きな洞窟、灯りは中から漏れている、中に誰か居る。
「お邪魔します」
恐る恐る洞窟内に入るリディとキナコ
洞窟の入り口に光魔法の球体
「誰か居る?魔法使い?」
「足音!!」
キナコは足音に気付きリディに抱き付く
ゆっくりと近づいて来る足音、そして暗闇に
光る瞳が2つ
「ぎゃー!!」
思わず逃げ出すリディとキナコ、洞窟の外は小雨になっていた。
「待て!夜は危ない」
呼び止められて、恐る恐る振り向くリディとキナコ
洞窟の入り口にある光る球体に照らされたのは声の主、3メートルはあるだろう。
「豚!?……獣人か?」
思わず叫ぶリディ
目の前には白い豚
「お嬢さん、一緒に食事でもどう?」
豚はキランと白い歯を見せて言う。
「へっ?」
固まるリディとキナコ
雨に濡れて服を乾かせてる間、豚に変身してるらしい、晩ごはんは雑草入り牛乳スープ
リディは雌牛メグを洞窟に入れた。
「布団だあ!」
感動するリディ
「使っていいぞ!」
白い豚は隣に座る
「ありがとうございます」
久しぶりの布団に潜り込むリディとキナコ
翌朝、身体が動かない仰向けで寝てるリディ
右肩に手?胸に腕?ゆっくりと左側見ると
真横に金髪イケメン先輩!?しかも全裸!!
おっぱいデカイEカップ
「おはよう。お嬢さん」
「せ、先輩!?……豚!?」
「うん、豚の獣人だよ!私はフランシスカ
愛称はフランキーだ!よろしくパートナー」
「へっ?パートナー!?」
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