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吾輩のご主人様は、イケメン人気官能小説家である。
あ、言っておくと、吾輩は、タマという名前だが、オスである。
ご主人様と男同士の二人暮らしだ。
その家に、三日前、美童潤という美しい男子高校生が、押しかけて来た。
何でも、ご主人様の小説の大ファンで、自分も小説家になりたいので、弟子にして欲しいと言う。
書きたいのは、BL小説。
「僕は、BLのことは分からないから……」
と、困惑するご主人様にかまわず、美童くんは、ご主人様の前で、自作の小説を朗読し始めたのだ。
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