『俺だけ愛せ』美童潤

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それが、先ほどの小説である。 「先生! 感想をお願いします!」 「う、うん……いいんじゃないかな」 「どこら辺が?」 詰め寄る美童くん。 「い、いや、なんとなく……」 ご主人様は、逃げ腰である。 「僕は、先生のような、官能シーンが書きたいんです。エロティックでありながら、崇高でもあり、人間愛に満ちている……あんな小説が書きたいんです!」 「い、いや、そんな大したものじゃないよ」
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