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🌙異世界転生🌙
ッ…天井が、見える…
窓も外から月の光…
ここは…どこだ…
ま、待てよ…この内装は!
僕はゆっくり、ベッドから起き上がり
窓から外を見ると眼下に、広がるのは
僕が遊んでいた、アプリゲーム
アルコ月の王子伝説の
ルナール王子の母国…
エバーナイトタウンだ!
窓を背に自分の体を見下ろす
む、無駄なぜい肉がない…
しかも…ちょっと
背が高くなったような気が…
は!?こ、この腕輪は…
呪物…苦悶の腕輪!?
も、もしや…僕は…ッ
髪も長いし、肌も白い…髪の毛も柔らかいうえに
この白糸のような感触の良さ…
ぼ、僕…ルナール王子になってる!?
お、落ち着け…僕は深呼吸しつつ
部屋の角に置いてある
アンティークなクローゼットに近づき
戸を開いて、裏側についてる鏡で
自分の姿を確認した…
や、やっぱりそうだ…この姿は
あのアプリゲームの主人公の姿だ…
し、しかし…どうしてこんなことに…
コンコンコン…
僕
ルナール・クレシエール
「…」
僕は、ドアに顔を向ける…
ドアの向こう
「ルナール王子、もうお目覚めでしょうか。
お目覚めならば朝食の準備が出来ていますので
着替えて食堂までお越しください…」
ドアの向こう側から、気配が消えた。
今のは、身の回りの
お世話をしてくれてる、執事の声だな…
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