たまごの私

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目を覚ますと、もじゃもじゃの髭を生やしたお爺さんが、私を見下ろしていた。 確か、私は学校に遅れそうになって、信号無視したらトラックに轢かれて……。 その後に転生神と名乗るお爺さんが現れて、何に転生したいか聞かれたから、お試し転生でたまごになったのだけれど……。 「転生は、たまごでいいのだな?」 お爺さんは笑顔で聞いてきた。 さっきのことを思い出すだけで、冷や汗が出る。 「……やめておきます」 転生は、異世界の無敵最強で不老不死のモテモテ美少女にしてもらおう。
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