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扉を開けて入ってきた人物。
私はその人物に、目を見開いて驚いた。
「っ、浅羽......っ、さんっ、」
戻ってなんて、来ないと思ってたのに。
目の前には、〝浅羽さん〟がいるっ。
「...............っ、青菜。1人にしてごめん」
浅羽さんが囁いた瞬間。
──────グイッ!と、引かれる腕。
抱きしめられた瞬間、ポタリと雫が落ちた。
それと同時に、私も浅羽さんに抱きつく。
一目惚れだったのに。
たった、数時間だったのに。
一緒に過ごした時間はかけがえのないもので。
もっと、一緒にいたいと思った...............
それは、許されないって分かってる。
だって、私は浅羽さんにとって。
〝期間限定彼女〟だから..................っ。
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