悪代官ときたもんだ

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「そ・れ・に♬」 ユリとミクが28000円と 明細書を見せて 「ミクが“アッチ”のかき氷で  儲けたお金と、ほら?  お奉行が“褒美”くれたお金、  両方を古銭屋に売って、  経費を差し引くと…」 ミクが電卓を弾いて 「猫ちゃん達のご飯代  28000円也!!」 親指を立てた。 「もちろん、鈴のコテも  新しいのを注文済!」 ユリも指を立てたけど 「イヤイヤ〜もうないナイ!  バイトにしては気力と  体力を使いまくったわ〜」 鈴が苦笑いで一同も頷いた。 本当の一件落着、今回は…     そう…今回は……。 あの秘密の鳥居の向こうでは  “お助け屋・粉もん屋”      と  “かわら版スプリングウエーブ” が、ヒットをうち続けていたし… なにやら…こちらの世界を 覗いている人の目と ウマウマをするたまじろうの 瞳がキラキラ輝いていた。       ー 第一話・完 ー
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