親子になれなかったたまごと鶏肉

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ヒトシ:「既婚者だな。ほら、米と一緒になっているし」 ユキト:「あ!そうだ!すげー!」 ヒトシ:「ちなみにチキンライスだから鶏肉もいる」 ユキト:「!!まさか……向こうの、米の親か!」 ヒトシ:「いや、知らんけど」 ユキト:「まじかぁ。まさか米の親と一緒に暮らすことになっているなんてきっと卵の親も驚くだろうなぁ」 ヒトシ:「そもそも、米の親は鳥じゃねえけどな」 ユキト:「じゃあ、なんだよ」 ヒトシ:「卵の親が鳥だろ」 ユキト:「っっ!!そうか!自分の親か!」 ヒトシ:「だから知らねえよ」 ユキト:「いやぁ、卵のやつ……両親と一緒に生活してくれる良い嫁さん見つけたんだなぁ」 ヒトシ:「……そう考えるとオムライスもある意味親子丼なのか」 ユキト:「ヒトシ!おまえ、天才だな!今度、友だちにもこの話してみる!」 ヒトシ:「……絶対、またバカにされるだろうなぁ……」 ユキト:「ん?ヒトシなんか言ったか?」 ヒトシ:「なんでもねえ。それよりゆき兄、スマホなってる」 ユキト:「おっ!さっそくこの話し、してくる!」 ヒトシ:「おお。……がんばれ。」 ユキト:「ん?お、おぉ?!がんばる!」 <終>
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