第4話 諜報活動

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現像し、家に持って帰る。 「ただいま戻りました」 「おかえり、翼兄ちゃん!」 「ただいま、璃空」 「よっ」 タイミング良く、会えた。 「ほのかさん」 「邪魔してるよ。で、どうだった?」 現像した写真を見せる。 「ほう。いい写真撮るじゃん」 「これ…」 「思い出したか?伽哉」 「全部じゃないが、瀧川グループが経営してるホテルだ」 「えっ!姐さんのご実家も観光ビジネス関係を?」 「どっちも。強いて言うと、ホテルの経営がメインだ。結構増えたな。で?これで、どうするんだ?ほのか」 「んと、写真撮る時、誰かに見られた?」 「人はいっぱいいましたけど、あまり変な格好すると返って目立つので、普段と変わらないラフな感じで写真は、撮るようにしています」 なるほどね。使える。 ニヤッと笑みを浮かべる。
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