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病気になったお母ちゃんが家で療養していたある日、救急車で病院に搬送された。
兄から連絡を受けて駆けつけるといくつもの管に繋がれたお母ちゃんがそこに寝かされていた。
それからひと月、お母ちゃんは薬害で顔にもただれができたりして、とても可哀想だった。
主治医の先生にお願いして何とかなりませんか?と懇願したけど、血液に菌が入って全身に回ってしまったのを治療するには、この薬を続けるしかないといわれて黙るしかなかったのだ。
それでも主治医の皮膚科や内科の先生方は他にもっと優しい薬はないか探してくれたらしい。
次第に顔のただれもなくなり、管も減っていった。
先生方に感謝しつつ、退院も近いとマミは勝手に決め込んでいた。
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