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燃料……。
今まで袖を通してきた仕事着を処分。
殺処分的な勢いで。
もう振り返らない為にね、長いことやってきて何も残らなかったが借金もない。
ならマシか。
道半ばでもない、やり切った感。
道中いろんな魑魅魍魎のような金持ちとも対峙したしそれでも生還した。
行方不明になった社長
死んじまった社長もいた。
だいたい変なのは自ら相手にしなくても、いなくなるよ
いられなくなる の方があってるかな
消えた奴らの栄光と没落
それ全部見てきて思うことは
欲望を燃料に突っ走ってのブレーキ不良
その欲がやがて自分の身も焼き尽くすって気づかなかった事。
だから俺は私欲を捨て、
なんて綺麗ごとじゃないんだけど
もうね嫌気がさしたんだよね。
ガラッと変えたくなったし
土着民みたいなのもうウンザリで
いろんな土地で見られるいろんな景色
そっちの方が楽しそう。
楽しいってのは大切で安全な燃料のような気がしてる。
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