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無敵……。
新しい仕事に移るべく奮闘中。
まずは住まいの片付けから、退去はまだ先の事になるけどさあまり帰って来ない流浪の身になる予定。
頬に十字傷もないし胸に7つの傷もないがこのどくだみ荘でくたばるには惜しい奴という自己評価。
今はこのどくだみ荘にいて隣人にストレスを感じて揉めたりなんて不毛な時間を過ごしてて、娘と親の死に挟まれて死神と添い寝してるような暮らし。
それでもそこから抜けてやるっていう力はどこから来るんだろう
姉に言われたんだ、不幸の連鎖の中でよく頭がおかしくなったり心を病んだりしなかったねと。
そういう最中にも11年付き合った彼女とも自然消滅したり。
何の別れも告げてないし告げられてもいない
毎日連絡しあってたのが3日過ぎ、1週間が過ぎ、1ヶ月、
その途中でなんか、楽だなって思っちゃったんだよね
ただ不思議と相手も同じだろうと思えたんだよね
このまま夏が終わる頃には一年が過ぎる。
いろんな事があった。
それでもまだ生きてくし
あるいは死ぬだろう。
そういう事に大した違いがない。
それは無にも近く
あるいは無敵、みたいなこと。
100年後には自分も親も子も友達も好きな人も嫌いな人もみんな死んでるからね
喜びも苦しみも悲しみも同じ。
あまり悩み過ぎる事なかれって話し。
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