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幼なじみ
今俺と一緒に、学校の屋上にある色褪せたベンチに座って煙草吸ってるやつが、まあその相手なんだけど。
そんなナオ…こと、小鳥遊 尚輝との出会いは、この先の俺の人生を大きく変えちまうことになる。
だって、今思えばもう出会ったその瞬間に好きになっていたような気がするからだ。
気になって気になって仕方なくて。
ずっとずっとついてまわって。
いつの間にか俺から離れないで欲しいなんて考えるようになってて、最終的には半ば無理やり自分のものにしてしまった。
今やナオは、幼なじみなだけじゃなくて、俺の恋人だったりする。
― 本気で嫌がっては、…なかったよなあ、って思ってんだけどな~。
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