と言う訳で・・・。

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「川上って変態なのか?」 「はい、自他共に認める変態です。 人形 (ひとがた)ヒューマノイドを造って。 結婚しようとして、ロボット倫理委員会から、逮捕され。後のロボット法に影響を与えた、 生粋の変態です」 「ああ・・・、あの人ね」  俺は少し可笑しかった。こいつは変態に造られた、変態ロボットなのだなと。 退屈な金星までの道程を、奴とのつまらない 会話で凌げそうだった。  さて、読むのにも退屈・・・、いや時間も無くなってきたので。そろそろ、金星に到着するのだが。  俺は目の前の、キラキラ光り輝く星を見て、感動してしまった。  いや〜、昔の人。この星がこんなにも光り輝くと知ってて、金星とつけたのかな? と思える程だった。 正に黄金で出来ているのか?と思える美しさだった。 「金星到着で〜す。それでは本職のミッションのお時間です。 その前に、パーティーでもしますか?」 「やってくれ」  俺は冗談のつもりで言った。すると、 「地球も呼びますか?到着したので、シニックは既に、お祭り騒ぎの様ですが」  はぁ?俺は人の命かけのミッションを傍から見て喜んでいる、アホ共に愛想が尽きた。 そこで、 「よし!世紀の一瞬だ。誰も省みなかった、 誰も興味のない星。金星から生中継だ! あはは、酒はあるか?」 「はい、この日の為に取っておきました。 あなたの誕生年のワインがあります。 本当は、スパークリングワインにしたかったのですが。無重力で飛び散ると危険ですので、普通のワインにしました」 「おっ!くれ。本当は日本酒党だが。 酔えれば何でも良い!」  と俺は、地球を呼び出し。既に夜で飲みに出掛けた、シニックのスタッフ以外の当直の新人と。何故かいた、川上博士と往復5分の会話を始めた。
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