浮遊霊Dr玲香様と新米Drの僕

さようなら玲香先生

怜陽は時間をかけてたっぷりと、玲奈(レイカ)の身体を慈しむ様に愛してやった。

玲奈の身体に与えてやる刺激は、いつもと同じはずなのに、それに対する反応が微妙に違うから、そう思わないようにしているのに、随所で玲香が相手であることを思い出す。

一方の玲香は、生まれて初めての男性から与えられる刺激によって、官能の世界へと深く深く堕ちていった。

男性のみならず、過去に出会ったすべての相手を、見下してきた玲香にとって、一方的に相手から攻められ続けるのも、初めての経験で、でもそれを跳ねのけて主導権をとることを、身体が受け付けない。

ただ、押し寄せる快感の波に、身を委ねるだけだった。