霊感体質の目覚め

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その日から二年の歳月が流れ、怜陽(れお)は大学の入試会場に向かっていた。 あの事故の日まで、まったく将来の進路など考えていなかったけど、今は医者になりたいというしっかりとした目標がある。 自分を助けてくれた熊埜御堂(くまのみどう)玲香(れいか)先生のように、自分も誰かを助けてあげる人間になりたいのだ。 その目標に向かって日々勉学に励んではみたものの、残念ながら合格は微妙なところであった。
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