1012人が本棚に入れています
本棚に追加
仕事と育児の両立
コロン禍でIT関係の仕事は在宅勤務が主流になり、妊娠出産産後も仕事をする事ができ、助かった。
「翔真、ご飯よ」
朝の7時に3歳になる息子、翔真を起こす。
朝ご飯は味噌汁とご飯と鮭の塩焼き。
デザートにヨーグルトとイチゴを出す。
「頂きます!!」
手を合わせて、翔真と朝ご飯タイム。
寝起きがいい子だから、朝からしっかりご飯を食べる。
好き嫌いもなく、なんでも食べてくれる。
ご飯を食べたら、1人でトイレへ行き、着替えもし、こども絵に行く時間になったら、リュックサックを背負い、水筒を首にかける、しっかりした子。
「翔真くん、おはよう!!」
「中村先生、おはようございます!!」
こども園に着くと担任の中村先生が翔真を迎えに部屋から出てきてくれた。
「おはようございます。6時半までお願いします。午後カルキュラムは英語とパズル道、絵画で。連絡ノートに記入しています」
「はい、承りました。翔真くん、ママにバイバイは!!」
「お母さん、お仕事頑張ってね!!」
同じ歳の子はまだ母親が恋しい年頃で、泣きながら園にやってきて、母の足にしがみついて離れない子もいるのに、翔真は1度もぐずった事がなく、助かるけれど、悲しかったりする。
生後6ヶ月から預けているのもあり、こども園が昼間過ごす居場所だと思っている。
「頑張ってくるね」
翔真の頭を撫で、こども園から出る。
シングルマザーで1馬力で翔真を育ててる。
認定こども園は保育料は無料だけど、給食とおやつ、午後の習い事は有料で、月に5万円以上を支払っている。
最初のコメントを投稿しよう!