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「……これ、何?」
マンションにつき宅配ボックスを開けたら、翔琉くんがネット注文して送ってきたと思われる、クリスマスラッピングされたプレゼントが入っていた。
「翔真くんへのクリスマスプレゼント。それ、翔真くんの枕元に置いてくれないか」
翔琉くんは翔真にクリスマスプレゼントを用意していた。
「……ありがとう」
翔真へのクリスマスプレゼントだから突き返せない。
「今日のところは翔真くんを布団に寝かせたらすぐに帰る。それとも、ここで莉子に引き渡した方がいい?」
「……ここで、お願いします」
翔琉くんがしゃがみ、眠ってる翔真を抱きあげる。
「じゃあ、また。良いクリスマスを」
そう言うと翔琉くんは手を振り帰っていった。
家に入ってきて翔真が寝てるからと襲われるのではないかと警戒していたけど、素直に帰ってくれた。
再会した日に車内で襲われたけど、それ以降は付き纏われるだけで襲われてはいない。
翔琉くんなりに紳士的な対応をしてくれてる。
「わぁ!!サンタさん、アイパッドプロくれた!!」
翔琉くんは翔真に25万円する最新のアイパッドプロを買い与えた。
高額過ぎるプレゼントに戸惑う。
私が用意したLEGAプログラミングキットは見向きもされなかった。
翔真が最新のアイパッドプロを欲しがっていた事を翔琉くんが知ってる事に驚く。
翔琉くんに私と翔真の行動が全て筒抜けな気がして、気持ち悪いと感じた。
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