宝来 瑠璃子

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 鷹司本人が変態と割り切っている以上、どんな罵りをしても効かない。なんなら罵る事で喜ばす逆効果だ。  昂りを押し当て腰を揺らす行動にとても知性は感じられない。 「っ、はっ、あっ……」  瑠璃子は手の甲を噛み、全身を舐められる感覚から気をそらす。  快楽に堕ちてしまえば楽になれると考えたが鷹司相手だと、どうしても父親や兄がちらつき堕ちきれない。いずれにしろ犯されるならば縁もゆかりもない人間の方が良かった。鷹司側もそれを計算しているのだ。  グズグズに蕩けた蜜壷に指が沈められていく。その際、僅かな痛みがあるものの、二本目も続けて飲み込む。 「お利口な瑠璃子ちゃんはここもお利口ですね? あぁ、瑠璃子の中は熱いです。指だけでも気持ちがいいですよ」 「あ、ふっ……ふぅ」  男性を迎えた経験の無いそこを無遠慮に探られ、瑠璃子の目尻が潤む。泣かまいと決意したのに圧迫感から涙が押し出されそう。 「もしかして痛いのですか? こんなに濡れているのに?」  鷹司は瑠璃子の半身を起こし、指の挿抜を確認させた。明らかに指は瑠璃子の体液によって滑りが良くなっている。  そのまま瑠璃子の背後に回った鷹司。プラチナブロンドを退けてうなじを舐める。 「瑠璃子ちゃんは何処もかしこも甘くて、良い匂いがします。美味しい」  耳に不埒な囁きと舌を這わす。 「や、やめーーんっ、んんーっ!」  瑠璃子の顎を引き寄せ、口付けた。  
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