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「んっ! うぇっ、ぷっ」
後頭部をドアに押さえ付けられ、異物を吐き出す隙間がない。えずく瑠璃子に構わず、鷹司は喉の奥まで侵入しようとした。
「こら、歯を立ててはいけません」
瑠璃子の歯が当たると容赦なくプラチナブロンドを引っ張って咎める。鷹司は苦痛に顔を歪める彼女を見下ろして腰を振り、時折天井を仰ぐ。
「痛い、やめ、苦しい、の、お願い」
涙目で訴える瑠璃子。性器を口に入れられる行為に仰天し、これまで味わった事のない青臭さで嘔吐しそうになる。震えた手で鷹司の下半身を押し戻すとむせた。
「噛み千切られては適いませんからね。一旦、抜いてあげますかか」
唾液と先走りで濡れる性器の形状を確認させる。経験のない瑠璃子が性器の大きさを知る術はないものの、喉の奥まで塞がれる質量が小さいとは考え難い。それに本能的に鷹司の雄を感じた。
「あなたはいつも女性にこんな乱暴をするの?」
呼吸を整えつつ、口元を拭う瑠璃子。
「いつも? 僕は女性を抱いた経験がありませんので答えられませんね」
「は?」
「女なんて汚くて触りたくない、僕が汚れてしまう。ああ、それより早く続きをしましょう。口を開けて、瑠璃子ちゃん」
性器は会話中も硬度を保ち、再び瑠璃子に包まれるのを期待している。
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