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結果的に鷹司が望むよう、チュパチュパ水音を伴い性器を舐める。
鷹司が本当に女性と関係を持っていなかったら、つまり童貞であるならば瑠璃子の拙い性技に興奮するのも納得できよう。上手だ、気持ち良いと吐息で伝えられ、瑠璃子は不思議な感覚に陥った。もちろん好んで性器を舐めている訳じゃないが、昨日みたく弄ばれるより奉仕する方が幾分マシだ。
鷹司の分身は快楽を得ようと何処が良いか教え、指示がなくともそこへ舌を這わせる。
瑠璃子は両膝をつき鷹司を慰め始めた。自身の髪まで含まないよう耳にかけ、口を最大限に開く。
「はっ、ね? 瑠璃子ちゃん、僕の、美味しい?」
表情がほんのり赤い。眉間に寄せた皺は仕事の疲れとは種類が違い、なんというか色香が伺われる。
鷹司の欲しがる答えは明確、それを言わせたいと瑠璃子の頬を撫でた。
「……」
が、おいそれ美味しいと言えない。無言で奉仕するのはいいが、言葉で悦ばせるのには抵抗感を示す。
「ーー美味しいって答えないと口の中に出しますよ? いいんですか?」
ビクビクと脈打つ性器の限界が近いのは瑠璃子にも分かる。口内で弾けられては堪らないと判断し、答えを返そうとした時だった。
「もういいです。全部飲んで下さいね」
即答しないのが気に入らなかったのだろう。鷹司は瑠璃子の顔を固定し、喉の一番奥を目がけ射精した。
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