志織ちゃんの日記

言いがかり

風舞志織(かざまいしおり)です。

先日、五歳になる姪っ子と公園で遊びました。
姪っ子はブランコが大好きで、ずっと遊んでいました。私の役目はひたすら、背中を押して勢いをつけてあげる事。しかし、よく飽きないなぁ……。

しばらく遊んでいると、さすがに飽きたのか、「ショッピングモールに行きたい！」と言い出したので連れて行ってあげました。

特に予定も無く、ブラブラしていると、姪っ子がガチャガチャをしたいと言い出しました。

すみっコ◯らしのガチャガチャです。
一回、二百円もします。

あまりお金を持っていなかったのですが、どうしても、やりたいとダダをこね始め、膨れっ面になり、ガチャガチャコーナーから動いてくれなくなりました。

「じゃあ、一回だけね。」と言い聞かせて、ガチャガチャをしました。

姪っ子は、シロクマが欲しかったみたいですが、当たったのはトンカツというキャラ。

すると姪っ子は「志織ちゃんといると、トンカツばっかり当たるっ！！もう一回やる💢」とぶちギレてきました。

「えっ！私が悪いの……。なんか、ごめん……。」

そう言われると以前、一緒に行った、は◯寿司でも当たったのはトンカツ。

「でも、もう紙のお金しか無いんだ……」と言って、誤魔化そうとしましたが、「じゃあ、両替して来て💢」と更にぶちギレ。

両替なんて高等技術、いつの間に覚えたの。
言う事を聞いてもらえず、仕方なく両替をして、もう一度、ガチャガチャをしました。

すると、またトンカツが当たりました。

「…………………。」

「そんな事あるの……。これトンカツしか入ってないんじゃ……。」
そう思った私。中を確認すると、色んなキャラが入ってました。

「志織ちゃんと、一緒にガチャガチャするの嫌っ！！もう二度と一緒にしてあげないっ💢」と言われてしまいました。

「姪っ子様……。そんな悲しい事、言わないで……。いや、その前に、してあげないって……。私がお金出したのですが……。」

もう遊んで貰えないかもしれないと、悲しくなった私は姪っ子様に、シロクマの貯金箱を買ってあげました。
1500円もしました。

なんとか、機嫌を直してくれましたが、私の財布の中身はすっからかんに。

これだけ、貢いだんだからこれからも仲良くしてね。

おしまい。