一人目

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古風な雰囲気の店。 アンティーク家具がたくさんおいてあって、 何だか不思議な気持ちになる。 「それで。貴方は何故ここに来たのですか?」 はっと、魔女の言葉で現実に引き戻される。 「そう、ですね。ちゃんと話さないと。  私は夢があったんです。」 小さい頃の夢。 それを馬鹿にされたこと。 全てを話すとなぜか魔女は納得したように頷く。 「それが貴方の傷なんですね」 傷… 「はい。私の傷です」 「それでは、その傷を治す薬を作りましょう。」 薬…?!
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