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彼女といる約20年間のうち、彼女は、15年前に、1回、大きな術式を使った事あった。
それは、彼女にとって、大きな人生の分岐点の時だった。
俺が、見て来た、その間の約5年間は、彼女の性格に合う、人生生活ではなかった。
他の人からみたら、普通、もしくは、楽しい人生を送って来たように、見えているのかもしれない。
だけど、現実世界と非現実世界を、よく行き来する彼女は、現実世界の人達と、合いにくかった。
表面上、仲良く出来た者もいるが、
彼女からしてみれば、つねに、自分1人だけ、空に浮いた状態になっており、
それが、彼女には、苦痛でしかなかった。
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